患者さんご自身の体にある、がん細胞を殺す役割を担っている免疫の細胞であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を使った、がん免疫療法です。
患者さんご自身の血液から、NK細胞を含むリンパ球を当院で採取し、京都大学の免疫学の研究者らが設立した京都の培養センターへ送ります。
そこで、NK細胞を培養して数を増やし活性を高めた状態にして、患者さんの体内に点滴で戻す治療です。
NK細胞は活性が高ければ、がん細胞を攻撃する能力が高いことが知られています。患者さんご自身の細胞を使う治療で、遺伝子操作などは行いませんので原理的に安全な治療と考えられています。
ANK免疫細胞療法は再生医療安全性確保法により、届け出が必要な治療です。当院はANK免疫療法を行うことができる、ANK拠点医療機関です。
免疫細胞療法の中では顕著な免疫副反応をもつのは、ANK免疫細胞療法だけです。
患者さんにより個人差はありますが、強い悪寒と発熱を伴います。
特に、化学療法剤の副作用により、免疫系の打撃が強い場合ほど、激しく熱が出る傾向があります。
ただし、熱がでるのは、NK細胞が免疫を刺激するサイトカインを大量に放出することにより、体温が上昇するだけなので、体へのダメージはさほどありません。
実際の治療にあっては、体力の低下が著しい場合は、初回や二回目の投与の際に、細胞数を減らすことで発熱を防ぐ工夫もなされております。免疫力が回復するにつれて発熱も穏やかになります。
これらの副作用は一過性のものですので、治療後も影響が残ることはありません。
この治療は保険外治療(自由診療)です。
活性の高いNK細胞最大で10億個の点滴を週2回点滴で6週間 計12回
12回点滴 | 4,682,700円 |
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6回点滴 | 2,341,350円 |
症例によっては6回点滴 費用約2,341,350円を行っています。(再発予防など)
電話もしくはメールにてお問合わせください。
樋脇院長より本療法について他のANK治療との違い、特徴、化学療法との併用などご説明いたします。問診票をご記入の上、事前予約をお願いいたします。
ご納得頂けましたら、本療法をご選択いただき治療を開始いたします。
専用の血液成分分離装置を用いて、培養に必要なリンパ球の採取を行います。
培養したリンパ球を点滴により体内に戻します。
詳細は、ANK治療の面談から治療までの流れをご覧ください。
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